立ち止まったらおしまいだ

そんな気がする

これはもう完全に強迫観念

それ以外の何物でもないと知りながら

立ち止まったら死んでしまうようなそんな気がして

怖くて私は立ち止まれない

もう何も自分の中から出てこなくなってしまいそうになるのである

出せるうちは出したいというようなそういう強迫観念のもとに立ち止まらずに走り続けているのである

何の話かさっぱりわからないとは思うけど、

立ち止まったらマジで死ぬわけ、死んでしまうわけ

いや、ほんとに立ち止まったら死ぬわけじゃないんだけど、そんなはずないんだけど、

そしたらもう走るのなんて嫌になっちゃって一生走れなくなってしまう事だけは分かるのだ

だから僕はもう走りやめることが怖くてそれから逃げるようにして走り続けているのである

むしろ走るのやめて立ち止まったら死ぬんじゃなくて、

死んだらはじめて立ち止まれるんだろうなんて皮肉なことを思いながら